Monday, April 23, 2007

電子マネー交戦

本日、セブン&アイ・ホールディングスが電子マネー「nanaco(ナナコ)」のサービスを開始しました。こちらは前から話題になっていたのでついに始まったか!といった印象だが、どうやらイオンも「WAON(ワオン)」という電子マネーサービスを始めるらしい。nanacoほどのアナウンスはありませんでしたね。

■電子マネーで流通2強が火花
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070423-05186076-jijp-bus_all.view-001

現在の「nanaco(ナナコ)」はプリペイド式で、残高が少なくなったら入金が必要となる。iD、QUICPay、Smartplusのようなポストペイ(後払い)ではない。しかし、系列の「アイワイ・カード・サービス」のクレジット事業もやっているのでポストペイになるのは時間の問題ではないだろうか。

「nanaco(ナナコ)」のサービスで一番画期的なのが、電子マネーの端末がキャリアに依存しないことである。今年夏にはQUICPayの利用が可能になる。その後、順次、他のキャリアでも利用できるそうだ。(一応、アイワイ・カード・サービスはQUICPayの発行会社にあたる。その為、一番にQUICPayの導入という運びになったと思われます。)

生活に密着したセブン-イレブン、イオンでの利用が今月から開始され、より一層、電子マネー事業の拡大が早まるであろう。

そこで、現在出回っている電子マネーをおさらいしてみることにした。

普及率はおいておいて、身近なものが

Edy
Suica
PASMO

あたりか。どれもプリペイド形式なので、面倒な手続きなしに申し込みができるというところが普及の大きな要因かもしれない。「PASMO」は後発だが凄いスピードで猛追している。Suicaを持っていれば「PASMO」はいらないのだけど...。PASMO発売当初はSuicaでも私鉄、都営バスで利用できるのがあまり浸透していなかった。良く知らないで、話題性だけで買った人もかなり多かった気がする。また、PASMOの色使いも親近感を与えるのには良かったように思う。

そのため、発行枚数が予想を大幅に上回ってしまった...。現在の、PASMOの発行枚数は300万枚。4月中旬ごろから8月まで、購入の制限をかけるそうです。

その他、のキャリアは

iD/DCMX
QUICPay
Smartplus
VISA TOUCH

ポストペイの導入の決め手となるのは、手持ちのクレジットカード会社が発行していること、紛失時の保障があること、1回の利用限度額だろうか。チャージの必要がないのは当然だが、もっとも重要なのは自分の利用シーンに適していることかな。これだけ多様化しているなかでどれにするか絞るのはなかなか難しい。

現在、僕は

Edy
Suica
QUICPay

の3種類を携帯に導入して利用しているのだけれど、かなり頻繁に利用しています。

一番利用率が高いのはSuicaになるのですが、こちらは私鉄→JRの定期券も購入できることもあってこの期に携帯で購入し、モバイル化してしまいました。

Edyは近くのサークルKサンクスが使えるし、他にも利用できる店舗が多いのでそこそこ使っています。

一番利用していないのは利用限度額を気にせず使えるQUICPayかな?使える場所は随時拡大中ですが、なかなか利用する場面がないのが現状。

電子マネーの各サイトで「利用可能なお店」を検索できるシステムがあるんだけれど、果たしてわざわざ検索してまで利用できる場所を探すだろうか。かなり謎である(僕がこんなこと言っていたらやばいかも...)。確かにあっても当然いいのだけれど、参考になるのはチェーン店くらいかな?あとはどこで利用が出来ようと、端末を見かけたらすかさず使うといった感じだと思います。

これらはこらから共存していくとは思えないので、どのキャリアが淘汰されていくか興味があるところですね。

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